パターは、ゴルフにおいて非常に重要な部分で、ストローク全体の約4割を占めると言われています。
比率的にも重要なパーツになるので、しっかり参考にしてみてください。
パターについて、よくわからないとか、基本的な動きを習得したいとか、自分自身のスタイルがまだ決まっていない方は、特に参考にしてみてください。
目次
パターグリップの握り方の基本
パターは、まずはグリップの握り方が基本です。
パターのグリップだけ、上と両サイドに四角くなっている部分があります。
このため、右側の四角くなっている部分に右手のひらを、反対側に左手のひらをパターのフェース面と平行になるようにしっかりと左右対称に握ります。
両手の親指は、平行になるように上(前面)側の平らな部分に乗せるのがパターのグリップの基本です。
1分でわかる!パターの握り方の基本
オーバーラッピンググリップ
両手の手のひらを合わせた間にパターをはさみ、右手の小指を左手の人差し指の上に乗せる握り方で、ドライバーやアイアンのショットやアプローチと同じ感覚で打てるのが、「オーバーラッピンググリップ」です。
クラブによって握り方が変わらないので、人気のグリップです。
リバースオーバーラッピンググリップ
右手のリリースを抑え距離感を安定させたい方にお勧めの握り方です。
左手の人差し指が右手の小指の上に来る
まず、グリップ、握り方です。
通常のショットの時のグリップは、左手人差し指の上に右手小指が来ていると思います(オーバーラッピンググリップ)。
これと比べて、左手の人差し指が右手の小指の上に来る(右利きの場合)グリップ、握り方が、「リバースオーバーラッピンググリップ」です。
ゴルファーの中では、このリバースオーバーラッピンググリップで握る人が圧倒的に多いです。
是非、違う握り方をしている人は一度試してみてください。
リバースオーバーラッピングで握る時に、通常のショットと違う点がいくつかあります。
両手とも手のひらの真ん中でグリップする
ショットの時には、右手の指の付け根で握っていたのが、パター(パッティング)のグリップの場合、手のひら、手の真ん中寄りで握りこむ感じになります。左手も同じように握ります。
両肘より下(前腕)とシャフトの角度が一直線
次は、腕とシャフトの関係性です。
構えたとき(アドレスした)時に、肘(ヒジ)より下の前腕とシャフトの角度が比較的に真っ直ぐになります。前腕とシャフトの関係が一直線になるイメージで構えます。
ドライバーやアイアンのショットの時には、前腕とシャフトの間、手首に角度がつきます。これは、スイング中に、リストコックと言って手首を折る作業を行うために必要な形になるためです。
一方、パター(パッティング)の場合は、リストコックを使わないので、前腕からシャフトまでがストレートになるような握り方になります。
この形を、手首の角度も含めて、鏡などでチェックしながら確認してみてください。
クロスハンドグリップ
フェースの動きを抑え、方向性を安定させやすいのが「クロスハンドグリップ」です。
マスターズを制した握り方でもあり、上級者の間でも人気が高いです。
基本は一緒なのですが、両手の位置が反対で、左手がグリップの下側(クラブヘッド側)、右手がグリップの上側(グリップエンド側)を握ります。
・右の手首の動きを抑えられること
・左手が右手の下になることで、両方の肩のラインが地面と平行に構えやすいので、カップに対してスクエアにアドレスしやすく、ラインを出しやすい
というメリットがあります。
特にボールを引っ掛けやすい癖のある人
・右手が強くなりがちな人
・ヘッドアップしてしまう人
・肩が開いてアドレスしてしまう人
は、クロスハンドグリップを採用することで、引っ掛け癖が改善されやすいです。
一方、パターだけ握り方が違うので、慣れるために練習量が必要になってしまうというデメリットもあります。
クローグリップ
普通のグリップは、握るって感じなので、どうしても両手に力が入りやすいです。そういう方にオススメなのが、「クローグリップ」です。
クローグリップの場合、両手を離して握ります。
そのため、余分な力が入りにくいのです。
左手はグリップを握りこむのではなく、小指とグリップの間に隙間ができるように握ります。こうすることで、手の甲がフリーになり、フォローがしっかりと出やすくなります。
右手は、画像にあるようにシャフトに添える感覚です。
この形だと、シャフトのしなりを感じやすく、シャフトのしなりを活かして振りやすく、握っていないから、ボールをターゲットに向かってしっかり押しだすことができます。
ヘッドの重みを感じたまま振り出すことができるのです。
パチーンと打ってしまう人には、正しいストロークで打ちやすいグリップです。
最初は、オーバーラッピンググリップか、リバースオーバーラッピンググリップを試してみるのが良いと思います。それで、うまくいかない時には、クロスハンドグリップやクローグリップも試してみてはいかがでしょうか?
パターのグリップ、握り方はいろいろ試してみて、どれが自分に一番合っているのかを見つけておく必要があります。