ゴルフをする人なら「ベンホーガン(BEN HOGAN)」という名前を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか?
アメリカのPGAで64勝もした史上最強のゴルファーの一人がベンホーガンです。
ベンホーガンのスイングは、世界一きれいなスイングと言われるくらい、多くのゴルファーから注目されています。
今回は、ベンホーガンのスイング理論について動画とともにご紹介します。
ベンホーガン「BEN HOGAN」のスイング動画
まずは、ベンホーガンのスイング動画を見てください。後ほどスイング理論について解説していきます。
必見!!ベン・ホーガンのレッスン
BEN HOGAN Five Lessons Training Exercise
BEN HOGAN Five Lessons Training Exercise SLOWED DOWN
BEN HOGAN Five Lessons Training Exercise
ベンホーガン「BEN HOGAN」のスイング理論
ベンホーガンのスイング動画いかがでしたでしょうか?
ここからは、ベンホーガンのスイング動画を参考について解説していきます。
※今のクラブはベンホーガンのことのクラブと異なり、重心距離の長いボールがつかまりにくいヘッドの形状になっているため、多少ベンホーガンの理論と異なる部分が出てくるかもしれませんが、ご了承の上参考にできそうな部分だけ取り入れてみて下さい。
グリップの握り方
- ショートサムグリップグリップする
(左手親指をショートサムに握ることでオーバースイングを防ぎやすい。)
※左手の親指を伸ばして握るロングサムに対して、ショートサムとは左手親指を縮めて握るグリップ - オーバーラッピンググリップ
(右手の小指を左手人差し指か人差し指と中指の間にかぶせて握る握り方。) - 右手は手のひらではなくフィンガー(中指と薬指)で握る
- 左手はパームグリップ(手のひら)で握る
- 左右の親指と人差し指でできたラインがV字ラインが右わきを向く
(軽いストロンググリップで握る。ベンホーガンは極端にフックを嫌っていたためウィークグリップを進めているが、現代のクラブヘッドはボールつかまりにくいに形状なっているので軽いストロンググリップで握る。)
スタンスとアドレス
- 捻転力を最大限に生み出すスタンスの取り方のポイントです。
- 右足は飛球線に対して直角、左足は1/4程度左に開く
- 両膝は内側を向け内側の筋肉を緊張させる
(バックスイングでは右脚の内側でダウンスイングからフィニッシュにかけては左脚内側でしっかりと体重を受け止める。) - 両腕と両肘ができるだけ引き寄せるようにアドレス
(右ひじが右の腰骨、左ひじが左の腰骨を向く。) - 中腰にどっしり構える
ワッグル
ワッグルとは、アドレスからテイクバックに入る前に行う身体をリラックスさせるための準備運動です。
左右の足に交互に体重を乗せながら肩の力を抜いて手首を軽く前後に動かし、クラブヘッドを揺らすような動きのことです。
ただ、リラックスするためだけでなく、ワッグルするときのポイントがいくつかあります。
- 打ちたい球筋をイメージしてワッグルを行、ショットへの準備を整える
(ソフトな球を打ちたいならソフトで柔らかいテンポで、強く風に負けない球を打ちたいときは、強くスピーディーなテンポで行う。) - ワッグルは肩の回転なしに行う
(実際のスイングでは、テイクバックの開始からすぐに両肩が回転する。) - 左手でターゲットをしっかり意識しながら行う
捻れを最大化するバックスイング
バックスイングからトップにかけては、腰の動きを抑えてどれだけ肩を回転させることができるかが捻転力を生み出すポイントです。
- 右足、右ひざはバックスイング中アドレスのポジションから動かない
(右ひざの角度を保ち右ひざが後方に流れない、アドレスの時の右ひざのポジションを保てればスウェイは起こらない。
しっかりと右側の壁をつくること。) - ボールは左目で見る
肩と腰の捻れが大きいほどヘッドスピードは上がります。そのためにも、ストレッチして身体の柔軟性を高めることも大切です。
腰のリードで始めるダウンスイング
- ダウンスイング開始は腰をターゲット方向へスライドさせながら回転し左に戻す
(ターゲット方向に腰を水平移動させながら体重を左に移していく。
この時、しっかりを左脚内側で体重を受け止めて左の壁をつくる) - 腰⇒肩⇒腕⇒手⇒クラブヘッドの順番にエネルギーが伝わる
(ダウンスイングでは、腰から始動することで肩とのねじれが大きなエネルギーを生み、肩がそのパワーを受けて回転することで腕⇒手⇒クラブヘッドという順番に運動のスピードとパワーが加算され大きな力が最終的にボールに伝わる。
ダウンスイングは両腰のリードで始まり、肩、腕、手、クラブデッドの順番に引っ張られてインパクトを迎えるイメージ。)
インパクト時の左手首の形
- 左手首の骨がインパクトでターゲット方向を向く
(右手のひらをボールに向けたままインパクトし、ボールを打った後一気に開放するイメージ。
右手の角度をキープしたままインパクトをむかえる。)
いかがでしょうか?
ベンホーガンの理論は、現在にも生かせる部分が多くあると思います。あなたに活かせる部分があれば、何度も動画をチェックしてマスターしてくださいね。